フィンランドのナイフ作家大泉聖史氏(Bush n' Blade)と日本のブッシュクラフターでありイラストレーターのスズキサトル氏 による共同製作の和式ブッシュクラフトナイフ。



 ブッシュクラフトナイフの殆どは西洋スタイルのものが多く日本古来の刃物の流れを汲んだブッシュクラフトナイフがあってもいいのではないかとスズキサトル氏は考える。

 その想いをフィンランドのナイフ作家大泉聖史氏によって形にした第一弾がこのマキリ小刀の「燕」と切出しの「百舌鳥」だ。

お気づきの通りこの和式ブッシュクラフトナイフのシリーズには鳥の名前がつけられる。




 どちらも片刃の仕様。
 クラフトには直刀の刃が向いていると言われるのはホゾや溝を垂直に彫れるため。
 カンナにしろノミにしろ木工で使う刃物は片刃でないものは殆どない。
 


 片刃は両刃と違い片面を研いで裏を砥石ですくだけで刃が付くので誰にでも研ぎやすく、丸刃になりにくい。



 市場には殆ど出ることない希少木材「ミネバリ(オノオレカンバ)」
を柄と鞘に使用。
 海外では信州木曽のお六櫛の別名称でも有名。
 柘のように非常に堅く粘りがあるため伝統工芸品に使われることはあるがナイフのハンドルに使用するのは世界初。
 革のシースと違い鞘はミネバリ材なので錆び難い。



※イラスト:スズキサトル氏

 ベルトループではなく真田紐で身体に固定することによりタスキ掛けやレインウェアの上からも自由に装着が可能。
 紐を結ぶ時は本結び(リーフノット)が推奨。



 ファイヤースチールホルダーは標準装備。取り外しも可能。
※ファイヤースチールは付属しません。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【百舌鳥(もず)】

宮本武蔵の枯木鳴鵙図(こぼくめいげきず)にも出てくる百舌鳥。
何種類もの鳴き真似ができることから「百舌」とも呼ばれる。

・このナイフは様々な使い方ができる多目的切出しというコンセプトでデザイン。
 切出しなので工作はもちろん、この大きさでフルタングなのでバトニングも難無くこなす。


※イラスト:スズキサトル氏

 大きなホールは指をかけて鞘から出し入れしやすように考慮。

・写真のように両方の鞘に真田紐を通すことによって燕と鵙の2本差し
が可能。

・両方の鞘に真田紐を通すことによって燕と鵙の2本差しが可能。

・ブレード背のエッジはファイヤーストライカーとして使用可能。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




--------------------------------------------
<百舌鳥>の仕様

ブレード鋼材:80Crv2鋼
ハンドル木材:オノオレカンバ
刃渡り:約65mm
全長:約155mm
重量:約85g(ナイフのみ)

※ハンドメイドのため、若干の誤差がございます。
※受注生産(当ページからのオーダー)される場合は利き手が選択できます。
 特に選択されなかった場合は右利き用になります。

--------------------------------------------




<当店は Bush'n Blade の日本総代理店です>

国内流通は全て当店にて承らせていただいております。
特注品につきましては個別対応となりますため、別途お問い合わせください。



テキスト:スズキサトル氏
編集:Daisuke

カテゴリーから探す

グループから探す