【カヌー(Canoe)】
このナイフの最大の特徴はブレードに大きく設けられたフラー(血溝)。
フラーの窪みを小舟(カヌー)に見立ててこのモデル名が付けられたようです。

フラーがあることで、刃を対象に深く刺し込んだ時に接面が小さくなるため抜き易くなる効果と、構造的に横からの力に対して強くなり折れにくくなる効果も望めます。

タング構造はバークリバーでは珍しいヒドゥンタング。
フルタングよりも軽量で、且つ、タングに直接手が触れないため防錆効果も望める構造です。


【Cru-Wear鋼】
クルーシブ・マテリアルス・コーポレーション(Crucible Materials Corporation)により作られた空気硬化型工具鋼です。
ナイフ鋼材としても人気の高いD2鋼の上位種として開発されたスチールで、炭素鋼に分類されます。
基本的な性能はD2と同等ですが、耐摩耗性、靱性がD2に比べて向上されているとのこと。
硬度が60-65Hrcとスポーツユースナイフとしては硬めな設定。持続する鋭いエッジの整形が可能ですが、チップしてしまった際のリカバリーには難儀しそうです。


【デザートアイアンウッド】
ハンドル材には硬度の高いアイアンウッド(鉄木)。
水や汚れに強く、落ち着いた色合いと杢目の材であることもあり、ハンドル材として実用性が高いためバークリバーが採用するウッド系ハンドルの中では最も人気がある素材です。




全長    約232mm
刃渡り   約110mm
ブレード長  約115mm
刃幅    約mm
ブレード厚 約4mm
重さ    約 g
刃付け   コンベックスグラインド(ハマグリ刃)
タング   ヒドゥンタング
ハンドル  デザートアイアンウッド
鋼材    Cru-Ware
硬度    59-60HRc
シース   レザー


【付属のシースについて】

シースの構造上、革が馴染んでいない新品時はハンドルホールドベルトがホックまで全く届かないことがあります。
※メーカーに問い合わせたところ異常ではないそうです。



ホールドベルトに水を付けて革を柔らかくして伸ばしたり、下画像の箇所を水に付けてハンドルにフィッティングさせてください。



水で湿らせた革がフィッティングさせたまま乾燥すると、その形のままを保つようになります。
シースの乾燥中ナイフへの腐食が心配な場合はラップ等にくるんでおくと安心です。

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