【NL5L】
NL5の正式名所はノーザンライト・モデル「イドゥン」(Northern Light mod.Idun)。
NLシリーズは北欧神話の神の名前がモデル名として付けられています。
イドゥンは北欧神話の豊饒の女神で、神々に永遠の若さをもたらす黄金の林檎の守り人であったとのこと。
直線的なデザインが多いNLシリーズの中で、唯一女性神の名が付けられたNL5は、全体的に柔らかな曲線的なシルエットを持っています。

このナイフの主たる用途はハンティングに特化したコンセプトとされていますが、穏やかな曲線で下がるドロップポイント形状は、指を峰に沿わせた時に切っ先まで繊細に力を伝えられ、全ての細やかなナイフワークをサポートしてくれるデザインとなっています。

ブレードの刃厚は約5mmで、バトニング等で小割・焚き付けを作る際に薪を割り裂くには十分な刃厚であり、その用途は決して繊細なナイフワークだけにとどまりません。

他のNLシリーズと同様、見た目の美しさも実用性も兼ね備えているナイフであることは間違いありません。




【ラミネートVG-10】
鋼材としてバランスのいいVG-10ステンレスを靱性に優れた420J2ステンレスで挟み込んだラミネートVG10は刃持ち、強度、靱性、耐腐食性が程よく一定水準で揃い、どんなシーンでも高いパフォーマンスを発揮してくれます。
性質の異なる鋼材で挟み込むことで、単一鋼材で成形されたナイフに比べて曲がりや折れに対する強度が約20%増しているとのこと。
コンベックスグラインドエッジの効果による刃持ちの良さも相まって、ナイフとしての切れ味はもちろん、叩きつけるようなタフな使い方にも対応でる多目的なナイフです。


【レザーワッシャーハンドル】
NLシリーズで目を惹くのはナチュラルブラウンのスリムなシルエットハンドル。
厚手の牛皮革を輪っか状に切り抜き、タングにいくつも重ねて通して圧縮。それを削り出して成形することで持ち手とする、古くから使われるハンドル製法で作られています。
革ですので使い込むほどに色味は濃くなり、独特の艶も出てきます。皮革のエイジングが進むと水や油の影響を受けにくくなっていきます。
また、使用しない期間が長く続くと乾燥により皹が発生することがありますが、再び使用を重ねることで皹は埋まり引き締まったハンドルとなっていきます。


【付属のレザーシース】
こちらの付属シースは高級感のある黒染めのレザーシース。
光沢のある硬めの厚手本革で作られたシースは使い込めば使い込むほどに味が出てきます。
本革ですのでオイルアップ等の定期的なメンテナンスは必要になりますが、よく手入れされ、使い込まれた革シースは他には無い所有感をもたらしてくれることは言うまでもありません。

シンプルなベルトループは4cm幅くらいの通常のベルトに対応します。
なお、ベルトループはカシメ留め式になっていますのでループそのものの開閉はできません。


※紛失してしまったり、破損してしまった場合のスペアレザーシースも別売でございます。



全長    約215 mm
刃渡り   約100 mm
ブレード厚 約5 mm
タング   ナロータング
重さ    約180 g
鋼材    ラミネートVG10
硬度    59 HRc
バットキャップ アルミニウム
ガード   ステンレス
ハンドル材 レザーワッシャー
シース(鞘)レザー

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