トラディショナル シンブル プッーコ

No.005

0円(税込)

審査員コメント - 大泉 評点7

量産プーッコが、見事にカスタムプーッコに生まれ変わっています。刃をすりあげてタングを伸ばす部分は、強度と安全性確保に有効、高く評価いたしました。

審査員コメント - スズキ 評点10

余りの完成度の高さにプロのナイフ作家さんが応募してきたのかと思いました。作品を見る限り殆ど手を加えていない所が無く。ブレードもタングを加工するなど完成するまでに大変だったと伺えます。またシースやナイフ自体のデザインも伝統的なプーッコをイメージした通り、大変美しい仕上がりだと思います。この作品はカスタムを超えたカスタムナイフだと思いました。

審査員コメント - 相馬 評点8

ブレードやタング、ハンドルをカスタムできるスキルは素晴らしいです。結果的に完成したものはまさにシンプルで、強度や扱いやすさの点で信頼できる作品です。


作者氏名:camesky(かめすきー) 様

年齢:25歳

性別:男

【ナイフ諸元】

カスタム元:イーバリンスプーッコ テンレスモデル
全長:197mm
刃渡り:85mm
ナイフ重量:87g
シース重量:47g
ハンドル材:謎の木材、レザーワッシャー
ボルスター:ステンレス(5mm)
インナーシース:ヒノキ材
アウターシース:牛革(2mm)
       

今回ナイフをカスタムするにあたり、
”伝統的なスタイルのプーッコ”を制作することをコンセプトとしました。

本格的なプーッコを所有していないため、以前から作ってみたかった事と
他のコンテスト参加者の方とコンセプトがなるべくかぶらない事、
シースに手を加える方は沢山いますが、
ブレード本体を作り変える方はいないだろうと思った次第です。


【制作にあたり工夫した点】

届いたナイフをいざ分解してみると思いの外タングが浅く
ハンドル内に4cmほどしか埋まっていませんでしたので
強度と使いやすさを考慮し、8.5cmまで刃を切り詰めて
ハンドル部へ埋め込むタングの長さを確保しました。

2.4mmの刃厚に対して少し刃幅が広く感じたので
背の部分は切っ先からストレートに削り落としています。

シースは伝統的な形状にし、
ベルトループも2mmのレザーを使用しました。
あえて染色はせず、今後のヌメ革の変化を楽しめるようにしました。

抜く時の絶妙な抵抗感と
挿入時のカチッとハマる感覚がお気に入りです。

研ぎやすくスパスパ切れるナイフですが、
硬度が低いことと、刃が薄いことにより刃持ちは良くありません。
片面を刃先から数ミリ程度コンベックスにして強度を上げています。

ps.
ハンドル材は昔頂いた工芸用の木材だそうですが
何の木かは不明です。密度が高く木目も面白いのですが…
何の木か分かる方がいらっしゃいましたら教えていただけると嬉しいです。

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