シースの向き
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【当ページからご予約注文いただけます】
Bush n'Blade製品は原則ご予約注文となりまして、ご注文を承った順から生産依頼させていただきます。
ご納期はご注文をお受けしてから凡そ3〜4か月待ちとなりますが、大泉氏の生産状況によりずれ込むこともございます。
(ご注文が集中している時期などは遅れることが往々にしてございます)
踏まえてご検討くださいますようお願いいたします。



【ブッシュクラフター】

Bush'n Blade


※この商品はハンドメイドのため、若干の誤差・個体差がございます。過去の販売商品もご参考下さい。


本作は、ハンドル後端のくびれと、メタルマッチホルダー付きのシースが特徴。

これまでの作品と違い、刃渡りが100mmまで延長され、より汎用的に使える仕様になっている。
その分、ナイフの取り回しにもスキルが必要になり、上級者向けの設計となっている。

同・プーッコクラシック100との違い。

本作は、当店しゃちょーの相馬と、作者の大泉氏がアイデアを出し合った作品だ。

ブレードは、クラシック100に比べ幅があり、より耐久性を増している。
べベル高とエッジ角は同じなので、どちらを使っても違和感を感じない。

ブレード先端のスパインに、ファイヤースチールのストライカー機能がある。
このナイフに手を出すほどの玄人への解説は釈迦説法だろうが、しゃちょーも大泉氏も、『ストライカーはブレード先端にあるほうが使いやすい』という見解が一致したことは主張させていただく。
ナイフを持つ手を、着火対象から遠のけることができるほうが、使いやすいのだ。
ストライクするときは、親指をブレードに添えておくと力が入りやすい。

ハンドルの小指が当たる部分には「くびれ」を配置。コントロール性が良くなっている。
また、タングの太さはこれまでの2倍ほどあり、バトニング等の作業に向く耐久性を備える。

シースにはファイヤースチールホルダーを備えるため、伝統的プーッコのそれとは製法が異なり、より現代的なものになった。

このブッシュクラフターは、クラシック100に比べて少々ストイックな作品であり、実用重視の人に向く。
バトニングを多用したり、広い守備範囲を重視するなら、こちらだろう。


同じサイズ、ブレード厚、べベル高のブッシュクラフターとクラシック100。
両方を比較したとき、写真ではハンドルとシース以外は微妙な差に見えるかもしれないが、実際に使ってみると、明確なキャラクター分けがされている。

玄人が両方試してみれば、間違いなく感心して唸るはずで、そして迷うことなく一発で自分の好みを判別できるはずだ。


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プーッコ発祥の地、フィンランド。
ここに暮らし、ネイチャーガイド業のかたわら、プーッコをハンドメイドしているのが、Bush'n Bladeを営む大泉氏だ。

大泉氏といえば、本場フィンランドにおけるブッシュクラフト・ワークをYoutubeで公開したことから、日本はもちろん世界中から知られるようになった。
現在では、そのテクニックや知識、わかりやすい解説が好評を呼び、日本人ブッシュクラフターとしては最も影響力のある人物である。その人柄も人気の理由だろう。

最近では、雑誌「モノマガジン」やアウトドア雑誌「Fielder」のブッシュクラフト関係の特集で登場している。

ブッシュクラフトは北欧が発祥と考えられ、中でもフィンランドやスウェーデンは聖地といわれている。
本場のブッシュクラフトを得意とする人間にとってプーッコナイフは欠かせない。ネイチャーガイドにとっては最重要ツールである。

そんな大泉氏が、故郷である日本での普及を、当店にお任せしてくれるというのだ。
これはとても光栄なことである。

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スペック

刃渡り:100mm
全長:約205mm
重量:約127g
鋼材:80crv2

※この商品はハンドメイドのため、若干の誤差・個体差がございます。
過去の販売商品をご参考下さい。

※ナイフ本体は利き手を選ばない仕様ですが、シースはご注文時に左右をお選びいただけます。


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<大泉氏のつくるプーッコ>

全てが、大泉氏ただ一人によるハンドメイドである。
そのため量産はできず、「その固体」は世界に一つしかない仕上がりになっている。

一言でいえば、「最高に使いやすいナイフ」である。まず全体のバランスがすこぶる良く、一切の無駄がない。
特に工作に向くナイフで、火熾し、調理、道具作りの面でこのナイフの右に出るものは、そうそう無いだろう。

ハンドルの握り心地も、ブレードの切れ味も、形状も、全てがブッシュクラフトナイフとしてパーフェクトだ。
また、わずかな刃渡りの差で選択肢があるのだが、これだけバランスが取れたナイフだとその違いもよくわかる。

このナイフで、サバイバリストのように「ナイフ一本で全てまかなう」という野暮な使い方はやめてほしい。
仮にそれが良く出来たサバイバルナイフであったとしても、ノコギリや斧を別で持つほうが合理的で、消費するエネルギーも時間も、そして怪我も少なくてすむ。
ナイフ一本で全てをまかなうというのは、あくまで緊急時やトレーニングであって、実用的な手段ではない。


大泉氏から、このナイフについて直接コメントをいただいた。
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1・プーッコ、森の民と共に発展し続け2500年以上の歴史を持つナイフ。そんな森と共に歩んできた伝統ナイフの良さをそのまま残し、Bush n’ Bladeのクラシックプーッコシリーズは、様々なアウトドアシーンで初心者からベテランまでが扱い易いようにデザインされています。

2・ハンドルの違いについて
マッシャーバーチ、木目が縮れて育つカバで、コブ材に並ぶ人気があるカバ材です。木目に出る模様が美しいのが特徴です。
白樺樹皮は天然の防水、抗菌素材。その有用性は昔から家の防湿材として床下や屋根フキに利用されてきました。100年ほど前の家屋を解体すると、ほぼ変質の無い樹皮が出てくることからもその防湿抗菌作用は証明済み。これは樹皮に多量に含まれる白樺油のためです。そんな素材を柄に使うことで、メンテナンスフリーのナイフ柄となります。また、樹皮の積層によるパターンも美しいナイフです。


3・ブレードの違いについて
実際に使い比べるとその取り回しに大きな違いがでてきます。
85mmは、汎用性よりも取り回しを重視したモデルです。ナイフ初心者や、クラフト用に向きます。
90mmは、取り回しよりも汎用性を重視したモデルです。幅広く使えますが、ナイフの取り扱いに慣れていないと、取り回しが少々難しく感じるかと思います。
100mmは、汎用性をそのままに、より守備範囲を広げたモデル。


Bush n’ Bladeは、For your wilderness experienceをモットーに、お客様のアウトドアライフがより楽しく充実した物になるよう、商品の作製を行っております。
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<プーッコについて>

現在では、フィンランド(スカンジナビアン)の伝統的な様式のナイフを指してそう呼ばれている。

絶対的な基本としては、セカンダリーベベルの無い直線的なエッジ形成がスカンジナビアン様式の特徴。
これは、ブレードの中腹あたりからまっすぐ刃先にかけて研磨されている形状のことを言い、小刃がない。
そのため切れ味・刃の食いが良く、細やかな木工に向くものが多い。また、研ぎやすいのも特徴である。

このように、スカンジナビアン様式ナイフの総称ということになるが、北欧民族サーミ(※)が使っているような、製法に決まりのある伝統的「サーミプーッコ」もある。

当店で取り扱っている、『IIVALIN PUUKKO TEHDAS』や『MORA』も、プーッコの一種を低価格で量産している。




<当店は Bush'n Blade の日本総代理店です>

同工房のナイフは、当店にて在庫販売しております。
国内流通は全て当店にて承らせていただいておりますので、予めご了承くださいませ。


※サーミ、サーメ、サミ等と呼び方は様々。詳しくはウィキペディアをお調べください。

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