10.10オンスのサンフォージャーキャンバスで作られたタープ。

一般的なナイロン製タープと異なり、重量感はありますが、たき火の傍で使用することを前提とされておりますので圧倒的に「火」に強く、火の粉で穴もあきません。

また、サンフォージャーキャンバスは、織りで撥水を実現しているため、濡れて織りが引き締まるとさらに防水性が高まります。

店長も使っておりますが、夜露、朝露、雨など、濡れは大歓迎です。
布が締まって撥水性が増すばかりか、湿気れば火にも強くなります。

また、コットンなので結露が発生しにくいのも特徴。
ナイロンのタープは露でべっちゃべちゃ、ボタボタ雫が垂れていても、すぐ隣のキャンバス製のタープでは、ほんのりしっとり程度です。

この手の正方形タープは、ブッシュクラフターやサバイバリストが昔から愛用している定番の形状で、超軽量なナイロン製も存在しています。

なぜこの形状やループ数になるのか・・・
張り方の自由度が非常に高く、効果面積が広いのが最大の特徴です。

よく見かける多角形のタープは、ポールを使う前提で張りやすく、張り姿もピンとして美しいですが、張り方の自由度が限られており、効果面積も狭いのか難点です。

正方形でも、通常のパラウィングスタイルで張ることができ、もちろん美しいものです。
画像提供:スズキサトルさん
フロストリバー タープ
フロストリバー タープ

下の張り方は、この手の正方形タープの基本形となるダイヤモンドという張り方です。
ノースウッズ キャンバス タープ


・張り方
左下を頂点とします。ここは、木があればそこに結べばOK、無くても1ポールで設営できます。
他のループは最低限4箇所を地面にペグダウンします。右上の角は内側に折り返します。


理想としては、3.65Mの大きなタープなので、8箇所を全てペグダウンするとより美しく快適に張れます。


最後に、森林ステージであれば、中央のループを樹木などに繋げ、テンションをかけることで、さらに空間を広げることができます。

遮光性の高さも特筆すべきものがあり、ナイロン系のタープでは暑く感じる日差しでも、この厚手のキャンバスタープならかなり遮光できます。

尚、このサイズでの、この張り方は、ソロ〜ペア向けですが、荷物も含めてタープ泊をするのに十分なスペースを確保できます。
間口を北側に向けておけば、左右に180度の扇形の壁を作れますので、丸一日遮光できます。
(ナイロン製タープで行った例:接地ループのペグ4本、1ポール&1ペグの最低限の張り方です)



似た張り方
画像提供:スズキサトル
入り口付近にオーニングのように布を残し、プライバシーや防備を確保しています。
フロストリバー タープ
フロストリバー タープ
フロストリバー タープ


その他の張り方は、下記、大泉さんの記事が大変参考になります。
但し、大泉さんの手作りタープでの解説なので、少しだけループ位置が異なる点をご了承ください。

Bush'n Blade 大泉さんのブログ



●サイズ
縦横: 335cm×335cm(11フィート平方)
ループ総数: 21箇所

●重量
約5.1Kg

●製造国
アメリカ合衆国

●特徴
・織りによる優れた撥水性
・100%コットンで焚き火に強い
・厚手10.10オンスのキャンバスで、遮光性が高い
・正方形に21箇所のループで設営方法の自由度が高い
・正方形なので実用面積が広い

●注意事項
・ペグやロープは付属しませんので別途ご用意いただく必要があります
・湿ったまま保管するとカビが発生します。使用後はよく干して通気の良い場所で保管してください。

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