2020年に登場したファルクニーベンのタイガシリーズの一つ。

モデル名の頭の「T」はTaigaの頭文字で、厳密には「Тайга́」であり、ロシア語です。
ここで言うタイガ(Тайга́)とは亜寒帯に生息する針葉樹林帯のことを意味します。

なぜロシア語を冠したのかは定かではありませんが、ファルクニーベンのあるスウェーデンの森も亜寒帯に位置しますので、その森で活躍できるナイフであるという意味が込められているようです。


【TH2】
「Taiga Forest 2」は、ファルクニーベンの代表モデルであるS1シリーズとほぼ同形状のドロップスピアポイントを持つフォレストナイフ。
汎用性が高く、アウトドアで用途を選ばず様々なシーンで活躍できるナイフです。
同シリーズの「TF1」に対し、こちらの「TF2」は実用重視のサーモラン樹脂ハンドル仕様となっています。


【ブレード】
ブレードには、日本でも高級包丁などで使用されるコバルト鋼を、汎用性の高い420J2ステンレスで挟み込んだLam.CoS(ラミネートコバルトスチール)を採用。
同社ではProシリーズなどタフに使われるモデルに採用されている鋼材で、Fallknivenの標準鋼材VG10と比べ、より硬く、刃持ちが良いとされています。


【ハンドル】
人間工学に基づいたハンドルの形状は、従来品よりも更にあらゆるシーンでナイフコントロールがしやすいよう計算されて設計されました。
そのハンドルの中を通るタングは殆どシェイプされることなく、フルタングに近い堅牢性を保ったままサーモラン樹脂で包まれるように形成されており、コンシールドタングに類似するこの構造は、鋼材が露出しているフルタングに比べ、腐食や汚れからタングを守ってくれる実用的な構造となっています。
※Fallknivenではこの構造をBroadTangと独自に名付けているようです。


【シース】
タイガシリーズ専用に設計されたザイテル樹脂製シースが付属。
レザー製のシースよりも水や汚れに強く、汚れても丸洗いできるので実用的です。
また、このシースにはロック機構が設けられていますので、従来のザイテルシースより脱落防止効果が期待できます。


【TF2zの仕様】
全長: 約235 mm
刃渡り:約120 mm(固定刃)
ブレード厚:約5 mm
タング:ブロードタング(コンシールドタングに近い構造)
重さ:約185 g
鋼材:ラミネートコバルトスチール(Lam.CoS)
硬度:60 HRc
ハンドル:サーモラン樹脂
シース:ザイテル樹脂


※同形状で見た目の美しさも両立させたウッドハンドル仕様の「TH1z」はこちら  

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