【F1】
F1シリーズは、Fallknivenのラインナップの中で最もポピュラーな真のサバイバルナイフです。

小ぶりで扱いやすく、携帯性に優れ、耐久性・切れ味ともに抜群。
スパイン(峰)に人差し指を添わせた時に切っ先まで力が行き渡りやすい絶妙な長さのブレード。
コンベックスグラインドエッジの効果による刃持ちの良さも相まって、繊細な使い方からタフな使い方まで幅広く対応できます。

F1の開発コンセプトが、空軍パイロットが撃墜・墜落・脱出という状況に陥ったときに命をつなぐために考えられたサバイバル(生き残るための)ナイフなだけあって、非常に合理的なモデルです。


【付属のレザーシース】
こちらの付属シースは高級感のあるレザーシース。
光沢のある硬めの厚手本革で作られたシースは使い込めば使い込むほどに味が出てきます。
本革ですのでオイルアップ等の定期的なメンテナンスは必要になりますが、よく手入れされ、使い込まれた革シースは他には無い所有感をもたらしてくれることは言うまでもありません。
※紛失してしまったり、破損してしまった場合のスペアレザーシースも別売でございます。
※廉価で実用重視の樹脂シース付属タイプのF1zもございますので、そちらもご検討ください。



全長    210 mm
刃渡り   97 mm(固定刃)
ブレード厚 4.5 mm
重さ     150 g
タング   フルタング
鋼材    ラミネートVG10
硬度    59 HRC
ハンドル  サーモラン
シース(鞘)レザー




長文になりますが、以下は、ファルクニーベンの創業者、ピーター氏本人から伺ったお話です。

同社が注目されるきっかけとなった"F1"について、興味深いお話を聞かせていただくことができました。

下記、ピーター氏のお話です。
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依然として"F1"がスペシャルとされるのは、これが完全に新しいデザインコンセプトである点です。
78年当時のサバイバルナイフは、第二次世界対戦から用いられていた、両刃の戦闘用ナイフに非常に似ていたからです。

"F1"ナイフは小型だが、30年間、スウェーデン空軍サーブ39グリペン戦闘機の主要装備としてあり続けております。
先日(2014年9月時点)スウェーデン政府は航空機を60機追加購入する事を決定しました。

1995年当時、折り畳みナイフは驚異的な人気があり、いくつかのアメリカやヨーロッパのナイフメーカーが折り畳みナイフを製造していましたが、シースナイフの製造は行ってませんでした。

そのことが弊社にとって新しい分野に挑戦するきっかけになり、それ以来シースナイフの製造においては世界で1番の地位であり続けています。

F1ナイフはハンティングナイフの設計思想に基づいています。
安全で、濡れても滑らない、握り心地は快適で、ほとんどの手のひらに合います。
ラミネートステンレス鋼は非常に強く、刃の鋼材がVG10ですから、刃こぼれしにくく鋭さが長持ちします。

"F1"のために私たちは、革のシースとプラスチックシースの2種類を提供しますが、通常、安全できちんとしており、丈夫で衛生的かつ安価であることからプラスチックシースをおススメしております。

F1ナイフの何が特別なのかというと(弊社のすべてのシースナイフもそうだが)、手で研いでいる点です。
熟練の職人だけがコンベックスグラインド(ハマグリ刃)の研磨作業を行うことが許可されています。

コンベックスグラインドのエッジは強力で鋭く耐久性があり、サバイバルにおいては理想的です。

弊社のミリタリーナイフのいくつかはNATOのカタログに掲載されており、2000年以降、F1およびS1ナイフは米海軍と米海兵隊のパイロットに正式採用されています。

世界中からの感謝の言葉こそが、弊社のナイフがエリートソルジャーに使用されている事実につながっているという事を理解しております。

私達の"標準仕様"のFIは、VG10鋼材(外側を420J2鋼材で挟み込んである)を用いてラミネート加工されたもので、これが最も売れ行きが良く今までに100,000本売れました。
(ちなみに1984年以来、米軍の全兵士に支給されているオンタリオのM9銃剣で40万本。)

もし私が正しく覚えていればですが、確か弊社のナイフは、スウェーデン、ノルウェー、 フィンランド、 オランダ、ポーランド、ロシア、アメリカで正式採用されており、他の国は採用に向けて計画進行中です。

正確には思い出せませんが、瞬間的に浮かんだだけでもこれらの国があげられます。

タング(ナイフとハンドルの固定部分)は、ハンドルの内側に隠れてしまっていますが、フルタングに近いとても強いタングで、グリップ表面からタングまでの距離は3ミリ未満で、グリップエンドから突き出す長さです。

もしハンドル表面からタングが突き出してしまうとナイフそのものが使えなくなってしまいます。
しかしながら保証率が1万本に1本未満なので、その点はあまり心配する必要がございません。



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