2019年に登場したこのSK2は従来のSK1の実用重視モデルです。

SK2Lの通称は「Embla」。

ファルクニーベンの代表モデルであるF1シリーズとほぼ同サイズで、SK1・SK2共にその木製ハンドルバージョンともとれます。
実用するも良し、飾って眺めるも良しの優れたナイフです。


【ブレード】
ブレードには、日本でも高級包丁などで使用されるコバルト鋼を、汎用性の高い420J2ステンレスで挟み込んだLam.CoS(ラミネートコバルトスチール)を採用。
同社ではProシリーズなどタフに使われるモデルに採用されている鋼材で、Fallknivenの標準鋼材VG10と比べ、より硬く、刃持ちが良いとされています。


【ハンドル】
SKシリーズは元来、北欧でよく使われるカーリーバーチのハンドルを採用してきましたが、このSK2では、より硬く、経年による変化が少ないデザートアイアンウッドをハンドル材として採用しています。
ただし、他の木製ハンドル同様極度の乾燥には弱いため、たまに亜麻仁油を薄く塗布するなど定期的なメンテナンスは必要です。
また、ハンドル中央の両面にスウェーデン王国の紋章でもあるトレ・クロノール(Tre Kronor スリークラウンの意)を配したメーカーエンブレムが埋め込まれているのは他SKシリーズ同様です。


【メタルパーツ】
ヒルトやバットには酸化しやすい真鍮ではなく、ステンレスを採用されており、より実用的な仕様であることが窺えます。


【シース】
オープントップの本革シースが付属します。
タングラー構造のベルトループはベルトに提げた時に一段低く位置するため、納めたナイフを引き抜きやすいシースです。


【SK2Lの仕様】
全長: 212 mm
刃渡り:100 mm(固定刃)
ブレード厚:4.5 mm
タング:ヒドゥン
重さ:164 g
鋼材:ラミネートコバルトスチール(Lam.CoS)
硬度:60 HRc
ハンドル:デザートアイアンウッド
シース:レザー


【SK2とF1のサイズ比較】


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